彩夏ちゃんのゆる玉応援活動記

2012年7月13日(金曜日)

花火を作っているのは、どんな所?


今年の彩夏祭の打上げ花火の担当は、㈱金子花火さんです。

ところで、花火って、どんな所で、どうやって作っているのかな?? と、いうわけで、秩父市にある金子花火さんの作業所に行ってきました。

 

金子花火さんの作業所です。敷地図をみると、山と木々を背にした広い敷地に、倉庫や作業施設が点在していることがわかります。それぞれ、防爆壁や防火壁で区切られていて、爆発や火災に注意しなければならない場所だということが良く分かります。

火薬の材料は、全て輸入だそうです。もっとも、火薬の主原料の硝石は、日本では採れません。江戸時代には、床下に藁を敷いて、おしっこを撒いて何十年もかけて作っていたそうで… さてさて、花火の話に戻ります。まず、花火の色を出す「星」を作ります。

この灰色がかった黒い粒から、どうしてあんな美しい色が生まれるのか不思議です。元素が燃焼するときに、色つきの炎を出すのを利用しているのだそうです。そう言えば、化学の実験で炎色反応というのがありましたね。星に混ぜた炎色剤が、燃焼するときに色を出すのだそうです。こうした薬品を混ぜ合わせ、釜に入れます。釜を回転することで、原料が回転し、薬品がくっつき合って粒状になります。

この粒を天日で乾燥させ、

また釜に入れて…

 

これを繰返して、粒をどんどん太らせ、「星」を作ります。

次に、玉込めです。

「玉皮」という紙製の半球の容器に「星」を並べて詰めます。

【模型(尺玉)】黒い粒々が、星

 

「星」の内側に和紙を敷き、「割火薬」を詰めます。この「割火薬」が爆発して、「星」を遠くに飛ばします。

 

「玉皮」ができたら、崩れないように2つの「玉皮」を合わせて、球体にします。

玉の表面に丈夫な紙を何枚も張ります。

紙はり

導火線に、糸を巻きつけます

球体に整えます(結構な力仕事!)

 

糊をつけて乾燥させる作業を何回も繰返し、

しっかりと固めます。

花火は、こんなふうに人の手で時間をかけて作られています。摩擦で爆発しないよう和紙が使われていたり、天日で乾燥させたり、もちろん作業場では、冷房も暖房も使えません。

玉皮合わせまで、部屋で一人きりの作業です。

  

こうして職人さんが、花火の1つ1つ、「星」の1粒1粒に心を込めて作っているから、あんなにきれいなんですね。

天日干しもあとわずか。完成間近の玉です。社長さんも誇らしげ

玉には、必ず作製した会社の刻印を押さなければなりません

 

今回、見学したときに作られていたのは、彩夏祭の花火のものではないけれど、同じように作られたものです。今年の花火は、どんなにきれいなのかな~

彩夏祭の担当者さん

打ち上げ用の筒。つながっています。

奥の赤く大きいのが、尺玉用の筒。でかっ!

 

「彩夏祭」で打ち上げるのは、一番大きいもので4号玉です。

彩夏祭で使われるのと同じ4号玉

 

街中で打ち上げるから、尺玉と呼ばれる大きなものは無理だけれど、すぐ近くで上がるので、音と光が体感できるのが「彩夏祭」の特徴!いくつもの花火を組み合わせて、短時間で連続して大量の花火を打ち上げるスターマインや、早打ちなど花火のストーリーに合わせて行われるのも特徴です。花火の時間は、昨年と同じ午後7時~8時です。当日は、大変な人出ですから、気をつけてお出かけくださいね。